引っ越しに必要な手続きや作業は?ステップごとにご紹介

引越し作業をイメージした画像

引っ越しではやることが多く、慣れていないとやるべきことを忘れてしまったり、面倒な手間が増えたりする恐れがあります。

そのため、引っ越し前後でやることをチェックリストにまとめてみましょう。チェックリストにまとめて、ステップごとにやることをひとつずつ達成すれば、抜けや漏れを防ぐことができ、スムーズに引っ越し作業を進めることが可能です。

この記事では、引っ越しの際にやることをステップごとに解説します。引っ越し前後でやることを知りたい方は参考にしてください。

引っ越しの際にやるべきことは?

たくさんの荷物やダンボールをイメージした画像

新居が決定し、引っ越し予定日も決めたら、次の手順にしたがって行動しましょう。

ステップ やるべきこと
引っ越し日が決まったら 引っ越し方法を決める
住居の解約手続きをする
子どもの転校手続きを行う
ライフラインの引っ越し手続きを行う
引っ越し2週間前まで 引っ越し先に設置する家具や家電製品を決める
荷物の仕分け
引っ越しの下準備
引っ越し1週間前まで 役所関係の手続きを済ませる
郵便局へ転居届を出す
契約しているサービスの住所を変更する
不用品の処分
引っ越し前日まで 引っ越しの挨拶
冷蔵庫の中身を空にする
引っ越し前日 引っ越し業者との最終確認
荷物の最終確認
冷蔵庫と洗濯機の準備
引っ越し当日 荷物の運び出し
旧居のライフラインの立ち会い
旧居の掃除と明け渡し
新居のチェックと運び入れ
新居のライフラインの立ち会い
引っ越しの挨拶
引っ越し後 役所関係の手続き
運転免許証の住所変更
子どもの転校手続き
乗り物関係の手続き
クレジットカードやライフラインの手続き

引っ越しでやるべきことのチェックリストを作成すれば、抜けや漏れがなくスムーズに行えるため、試してみましょう。

引っ越し日が決まったらすぐやること

引っ越し日が決まったら、すぐにやることは以下のとおりです。

  • 引っ越し方法を決める
  • 住居の解約手続きをする
  • 子どもの転校手続きを行う
  • ライフラインの引っ越し手続きを行う

引っ越し日が決まったらすぐにやることを順番に解説します。

引っ越し方法を決める

持っていく荷物の量や距離などにより、最適な引っ越し方法は異なります。

たとえば、荷物が少なく近距離なら、引っ越し業者に依頼せずに、荷物は郵便局を活用したり、ご自身で運んだりする方法があります。荷物が多く、距離が遠いなら引っ越し業者に依頼しましょう。

なお、2月~3月は繁忙期のため、早めに依頼しないと引っ越し業者が見つからない可能性があります。引っ越し業者に依頼したい方は、早めに見積もりを依頼して、引っ越し日を決められることをおすすめします。

住居の解約手続きをする

引っ越し日が決まったら、入居日と退去日も決めて住居の解約手続きをします。

現在住んでいる住居が賃貸物件で引き払うなら、退去日より前に住居の解約手続きを申し出る必要があります。

解約手続きを始めるタイミングや退去時のルール、敷金の精算方法などは賃貸借契約書に記載されているため、内容を確認しながら解約手続きを始めましょう。

子どもの転校手続きを行う

子どもがいて引っ越しで学校が変わる場合は、転校手続きが必要です。

公立小学校の場合は、在学中の学校に転校することを伝え、教育委員会に通学指定校を確認し、必要な転校手続きと日程を学校側と相談しましょう。

次に、市区町村役場に必要な届けを提出し、在学中の学校から「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を発行してもらいます。

「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」は引っ越し後の転校手続きに必要になるため、無くさずに引っ越し先まで持っていきましょう。

ライフラインの引っ越し手続きを行う

引っ越し前に電気、ガス、水道、インターネットなどのライフラインの引っ越し手続きを行いましょう。引っ越し先が契約中のライフラインの提供エリアなら、引っ越し手続きを済ませれば、同じサービスを続けることが可能です。

引っ越ししてから申込むと、電気やガス、水道、インターネットなどがすぐに利用できるとは限りません。場合によっては手続きが完了するまでに時間がかかる可能性があるため、早めに済ませておきましょう。

なお、引っ越しをきっかけに現在のサービスを変えたい場合は、解約手続きを行ってから、新規申込をします。

引っ越し2週間前までにやること

引っ越し2週間前までにやることは以下のとおりです。

  • 引っ越し先に置く家具や家電製品を決める
  • 荷物の仕分け
  • 引っ越しの下準備

引っ越し2週間前までにやることを順番に解説します。

引っ越し先に設置する家具や家電製品を決める

引っ越し先に設置する家具や家電製品を決めましょう。

設置する家具や家電製品が決まれば、引っ越しで持っていく荷物を選別しやすくなり、新しく購入する家具や家電製品のサイズやイメージが決まります。

なお、新居の間取りを使って配置をシミュレーションするだけでなく、実際に新居を訪れて家具や家電製品のレイアウトを考えると、暮らしたときの動線がイメージしやすくなります。

荷物の仕分け

家具や家電製品のレイアウトを決めたら、旧居から持っていくものと、持っていかないものを選別します。

持っていかないものも、実家で預かってもらうものや友人に譲るもの、廃棄するものなどに分けたら、次の方法で処分します。

  • 自治体や民間の不用品回収を利用する
  • リサイクルショップへ持ち込む
  • フリマアプリやネットオークションに出す
  • 解体して普通ごみとして出す

荷物の量が多いと引っ越し費用が増えるため、引っ越しを不要なものを処分する良い機会と考えて仕分けしましょう。

引っ越しの下準備

引っ越しの下準備として、まずは次の道具を用意します。

  • ダンボール
  • ガムテープ
  • 養生テープ
  • 気泡緩衝材
  • 緩衝材
  • 圧縮袋

道具を用意したら、次に引っ越し先に持っていく荷物のうち、使用頻度の低い順に梱包していきます。

たとえば、オフシーズンの衣類や寝具などは引っ越し後まで使用する機会が無いため、ダンボールに詰めても問題ありません。

次の記事で引っ越し荷造りの詳しい方法を解説しているので、参考にしてください。

関連記事:「引っ越しの荷造りを効率よく進める方法は?あらかじめすべき下準備、梱包や注意点も解説」

引っ越し1週間前までにやること

引っ越し1週間前までにやることは以下のとおりです。

  • 役所関係の手続きを済ませる
  • 郵便局へ転居届を出す
  • 契約しているサービスの住所を変更する
  • 不用品の処分

順に解説します。

役所関係の手続きを済ませる

引っ越し1週間前までには、次の役所関係の手続きを済ませましょう。

手続き 概要
転出・転居届 引っ越し前の市区町村役場にて、転出届か転居届を提出する
転出証明書は、引っ越し先の市区町村役場で必要になるため無くさないようにする
国民健康保険の資格喪失届 国民健康保険に加入している方が行う手続き
国民年金の住所変更 国民年金第1号被保険者が行う手続き
印鑑登録の廃止 現住所での印鑑登録を破棄する手続き
児童手当などの福祉関係の手続き 児童手当や介護保険、後期高齢者医療費助成などの福祉関連の住所変更を行う必要がある

とくに重要な手続きは、転出・転居届の提出です。正当な理由なく住民票の異動の届出をしない場合、5万円以下の過料に処される可能性があります。

なお、同一の市区町村内に引っ越しする場合は転居届、ほかの市区町村に引っ越す場合は、引っ越し前の市区町村で転出届を提出してから、引っ越し先の市区町村で転入届を提出します。

上記の手続きの際には身分証明書や国民健康保険証、国民年金手帳、印鑑などが必要になるため、忘れずに持っていきましょう。

郵便局へ転居届を出す

郵便局に転居届を提出すると、引っ越し前の住所に届く郵便物を引っ越し先の住所へ1年間無料で転送してもらうことが可能です。

引っ越し前にクレジットカードや銀行などのサービスで住所変更の手続きを忘れてしまっても、郵便局へ転居・転送サービスを申込んでおけば、郵便物は新居に届くため安心です。

転居届は、お近くの郵便局窓口やポスト投函以外に、インターネット(e転居)で申込むこともできます。

本人確認済みのゆうIDでログインして、画面の指示にしたがって必要事項を登録すれば申込めるため、郵便局やポストに行く手間が省けます。

なお、転送サービスの開始は受付が完了してから1週間程度かかる場合があるため、引っ越し1週間前までに申込むと良いでしょう。

日本郵便Webサイト「転居・転送サービス」はこちら

契約しているサービスの住所を変更する

次のようなサービスと契約している場合は、登録している住所の変更が必要です。

  • 銀行
  • 携帯電話
  • NHKやケーブルテレビなど
  • 保険会社
  • 新聞
  • クレジットカード会社など

住所を変更しないと利用しなくなったサービスの料金の請求や、今までのサービスが使えなくなるなどの問題が発生する可能性があるため、契約しているサービスのチェックリストを作成して、ひとつずつ住所変更を行いましょう。

不用品の処分

粗大ごみや家電の処分には時間と手間がかかるため、早めに取りかかりましょう。

引っ越し1週間前までを目安に不用品の処分を始めると、引っ越し直前での出し忘れが防げます。また、住んでいる自治体によってゴミの出し方や曜日が異なるので、効率良く捨てられるようにスケジュールを組んでおくことをおすすめします。

引っ越し前日までにやること

引っ越し前日までにやることは以下のとおりです。

  • 引っ越しの挨拶
  • 冷蔵庫の中身を空にする

順に解説します。

引っ越しの挨拶

引っ越し前日までには、近隣住民に対して引っ越しのあいさつを済ませておきましょう。

引っ越し前日や当日は忙しくなるため、可能であれば先に済ませておくと効率もよくなります。また、挨拶するときに、引っ越し当日にトラックや配送員の出入りがあることを告げておくと、トラブルが起きにくくなり安心です。

冷蔵庫の中身を空にする

冷蔵庫を引っ越し先に持っていく場合でも、置いていったり処分したりする場合でも、中身は引っ越し前日までには空にしておきましょう。冷蔵庫の中身が多い場合は、消費するスケジュールを考えておくようにします。

食材や飲料水などが使いきれない場合はクーラーボックスに保冷剤を入れて、一時的に保管しましょう。

引っ越し前日にやること

引っ越し前日にやることは以下のとおりです。

  • 引っ越し業者との最終確認
  • 荷物の最終確認
  • 冷蔵庫と洗濯機の準備

順番に解説します。

引っ越し業者との最終確認

引っ越し前日に引っ越し業者と最終確認を行いましょう。当日のスケジュールと人数、手順などを確認しておくと、引っ越し作業がスムーズに進められます。

また、引っ越し直前でなんらかの理由で見積もりから変更が生じているのであれば、最終確認時に相談しましょう。

荷物の最終確認

引っ越し前日に、引っ越し業者に任せる荷物とご自身で持っていく荷物を確認しておきましょう。たとえば、次のようなものはご自身で持っていくと良いです。

  • 新居のカギ
  • 貴重品
  • 役所関係の書類
  • 印鑑や免許証
  • 筆記用具
  • 充電器
  • 数日分の着替えなど

また、梱包していない荷物がないか確認しておきましょう。

冷蔵庫と洗濯機を持ち運ぶ前の準備

冷蔵庫と洗濯機を引っ越し先に持っていくなら、次のように冷蔵庫の電源を切り、洗濯機の水抜きを行う必要があります。

荷物 手順
冷蔵庫
  1. 食品はすべて取り除き、製氷室内の氷を捨てる
  2. 冷蔵庫の電源プラグを抜いて、霜が溶けきるまで待つ
  3. 溶けた水を運搬前に排水する
洗濯機
  1. 給水ホースの水抜きをする
  2. 本体の水抜きをする
  3. 排水ホースの水抜きをする

冷蔵庫を使用していると冷却器に霜が付いており、引っ越しで運搬している最中に溶けて水が流れ出る可能性があります。そのため、冷蔵庫を運び出す前日に電源プラグを抜いて、冷却器の霜を取ります。

なお、霜が溶けるまでには約15時間以上かかり、季節や設置環境などによっては更に時間がかかる場合があります。冷蔵庫の電源は運び出す時刻の24時間前までには抜きましょう。

洗濯機は脱水時に自然に排水するため本体内部に水は溜まらないしくみですが、排出できなかった水がホースに残っている場合があるため、引っ越し前日に排水作業を行います。

給水ホース、洗濯機本体、排水ホースの順番で水抜きをしましょう。なお、排水方法はメーカーや機種によって異なるため、行う際は取扱説明書の確認をおすすめします。

引っ越し当日にやること

引っ越し当日にやることは、以下のとおりです。

  • 荷物の運び出し
  • 旧居のライフラインの立ち会い
  • 旧居の掃除と明け渡し
  • 新居のチェックと運び入れ
  • 新居のライフラインの立ち会い
  • 引っ越しの挨拶

順に解説します。

荷物の運び出し

引っ越し当日は、まずは引っ越し業者に荷物を運び出してもらいましょう。

荷物のなかで、デスクトップパソコンやゲーム機などの壊れやすいものは一カ所に集めておき、慎重に運ぶように依頼します。また、荷物の梱包が終わっていないなら、手早く済ませます。

旧居のライフラインの立ち会い

基本的に、ガスや電気、水道は旧居を出ていくときに特別な作業はありません。

しかし、旧居がオートロック式の建物の場合や、引っ越しのときに料金の精算を行う場合などは、立ち会いを求められる可能性があります。そのため、立ち会いを求められたらスケジュールに組み込んでおきましょう。

旧居の掃除と明け渡し

荷物の運び出しとライフラインの立ち会いが終わったら、部屋を掃除します。また、忘れものが無いか再度チェックすると良いでしょう。

掃除が終わり、退去の準備が完了したら部屋を明け渡します。賃貸アパート・マンションの場合は、管理会社か大家さんに部屋の状況を確認してもらい、鍵を返却したら、新居へ向かいましょう。

新居のチェックと運び入れ

新居に荷物を運び入れる前に、床や壁に汚れや傷がないか確認しておき、退去時のトラブル防止のため、写真を撮影しておくと良いでしょう。

問題が無ければ荷物を運び入れ、引っ越し業者に依頼している場合は、家具や家電のレイアウトを指示しましょう。

新居のライフラインの立ち会い

引っ越し前にライフラインの手続きをすれば、引っ越し日から電気や水道が利用できます。

しかし、ガスは開栓時に立ち会いが求められているため、引っ越し当日のスケジュールに組み込んでおきましょう。

また、引っ越し先に電話・インターネットの固定回線導入のための工事を行う場合も立ち会いが必要であるため、忘れずにスケジュールに入れます。

引っ越しの挨拶

引っ越し作業が一段落したら、タオルや日用品などの挨拶品を持って、近隣に引っ越しの挨拶をしましょう。

引っ越しの挨拶をしておけば、今後の付き合いやトラブル防止につながる可能性があります。集合住宅の場合は両隣と上下の部屋に、戸建住宅の場合は両隣と向かい側、真裏などに挨拶しておくと良いでしょう。

引っ越し後にやること

引っ越し後にやることは以下のとおりです。

  • 役所関係の手続き
  • 運転免許証の住所変更
  • 子どもの転校手続き
  • 乗り物関係の手続き
  • クレジットカードやライフラインの手続き

引っ越し後にやることを順番に解説します。

役所関係の手続き

引っ越し後に、次の手続きを引っ越し先の市区町村役場で行います。

手続き 概要
転入届 ほかの市区町村から引っ越しした場合に必要
国民健康保険の加入申請 住んでいる市区町村の国民健康保険に加入する手続き(国民健康保険の加入者のみ)
国民年金の住所変更 新住所に変更するために必要な手続き
(国民年金第1号被保険者のみ)
印鑑登録の住所変更 新住所で印鑑を登録するために必要な手続き
印鑑登録は現住所の管轄区域にある市区町村に登録する必要がある

引っ越し前に行った役所関連の手続きと似ていますが、上記の手続きはすべて引っ越し後の市区町村役場で行います。

手続きの際には転出証明書や国民年金手帳、印鑑、身分証明書などが必要になるため、忘れずに持っていきましょう。

運転免許証の住所変更

運転免許証を持っている方は、引っ越し後の住所を管轄する警察署、あるいは運転免許試験場で運転免許証の住所変更を行います。

手続き時には運転免許証と新住所を確認できる、住民票の写しの原本や新住所が記載されている健康保険証などをひとつ用意しましょう。

子どもの転校手続き

引っ越し後に行う子どもの転校手続き(公立小中学校の場合)は、以下のとおりです。

  1. 引っ越し後の市区町村役場で転入届を出して「就学通知書」を受け取る
  2. 「通学通知書」と、引っ越し前に受け取った「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を指定された学校へ提出する

まず、引っ越し後の市区町村役場で転入届を提出し、「就学通知書」を受け取ります。

「就学通知書」と、引っ越し前に受け取った「在学証明書」と「教科用図書給与証明書」を指定された学校へ提出すれば、手続きは完了です。

なお、子どもの転校手続きは市区町村やタイミング、学校によって順番が異なる場合があるため、事前に確認しましょう。

乗り物関係の手続き

引っ越し先で自動車や自動二輪を継続して使用する場合は次の手続きを行う必要があります。

  • 車庫証明の変更
  • 車検証の変更
  • 自動車保険の登録変更
  • 自動二輪の登録変更

最初にやるべきことは、管轄の警察署で車庫証明の変更です。次に、自動車の車検証と自動車保険の変更を行います。

車庫証明の変更手続きの際には、保管場所の所在図や配置図と、保管場所を使用する権限を証明する書類、住民票、印鑑などが必要です。

なお、125CC以下の原付バイクの登録変更は、引っ越し先の市区町村役場で転入届を提出する際に一緒に行えます。

クレジットカードやライフラインの手続き

引っ越し前にクレジットカードやライフラインの手続きは済ませておくべきですが、終わっていない場合は引っ越し後に速やかに進めましょう。

特に、電気やガス、水道などのライフラインは日割り計算のため、手続きを忘れていると使用していない日数分のお金も支払うことになるため、注意しましょう。

引っ越しの際はゆうパックも活用してみる

引越し業者との会話をイメージした画像

実家に荷物を預かってもらいたい、あるいは先に新居に荷物を送っておきたいなどのケースでは、ゆうパックの活用もおすすめです。

ゆうパックは荷物の縦・横・高さの合計が170cm以下で、重さ25kgまでなら送ることができます※1。次の表は、ゆうパックの荷物の大きさとサイズをまとめたものになります。

荷物の大きさ(縦・横・高さの合計) サイズ
60cm以下 60サイズ
80cm以下 80サイズ
100cm以下 100サイズ
120cm以下 120-サイズ
140cm以下 140サイズ
160cm以下 160サイズ
170cm以下 170サイズ

また、ゆうパックにはいくつか種類があり、荷物の縦・横・高さの合計が170cm以下で、25kgを超え30kg以下までの荷物を送ることができる重量ゆうパックもあるため、荷物が重くなった場合でも対応できます※2。

ほかにも、土日休日も含めて毎日配達し、最高30万円まで補償する損害賠償制度※3が付くため万が一の場合でも安心です。

日本郵便Webサイトや「郵便局アプリ」などで運賃を確認できるため、見積もり依頼を出す手間や時間を省けるといったメリットもあります。

ゆうパックで引っ越し荷物を発送する手順は以下のとおりです。

  1. ゆうパックの規格サイズに合った包装用品を用意する
  2. 荷物を詰める
  3. 送り状を準備する
  4. 集荷を依頼するか、郵便局やコンビニなどのゆうパック取扱所に持ち込む

郵便局ではゆうパックの各サイズに合ったダンボールや袋などを販売しています※4。包装用品を用意して荷物を詰めたら、郵便局や自宅のパソコンなどで送り状を作成します。

あとは、集荷を依頼するか、郵便局やコンビニなどのゆうパック取扱所に持ち込んで発送手続きを済ませます※5。

ゆうパックでは、郵便局やコンビニなどのゆうパック取扱所にご自身で持ち込めば120円の持ち込み割引が適用される「持込割引」や、同じ種類・あて先のものを同時に2個以上発送する場合、1個につき60円割引となる「複数口割引」などがあります。

ゆうパックは便利なサービスや割引制度があるため、引っ越し荷物を引っ越し業者以外で出したいときは活用してみましょう。

※1次のようなものはゆうパックで送ることはできません。
・爆発性、発火性、その他の危険性のある物
・毒薬、劇薬、毒物および劇物
・生きた病原菌および生きた病原体を含有し、または生きた病原体が付着していると認められる物
・法令に基づき移動または頒布を禁止された物
・人に危害を与えるおそれのある動物
・複数の個人情報を含むもの
・現金
・信書
※2重量ゆうパックの利用可能なサイズは通常のゆうパックと同じですが、基本運賃に560円が加算され、お届け日数がおおむね通常のゆうパックよりも1日程度遅れる可能性があります。
※3 30万円を超えるお荷物の補償については、セキュリティサービスをご利用ください。
※4 ゆうパック包装用品の在庫の有無は、郵便局によって異なります。
※5重量ゆうパックはゆうパック取扱所にお持ち込みいただくことはできません。

「郵便局アプリ」で面倒な手間を軽減しよう

引っ越しの前後でやるべきことはいくつもあるため、なるべく手間を減らすことを意識してみましょう。

たとえば、「郵便局アプリ」をインストールしてゆうIDの登録を行えば、送り状を手書きする手間が省けます。

荷物の配送状況をアプリですぐに確認でき、配達変更や再配達の依頼が簡単に行えます。また、「郵便局アプリ(ゆうパックスマホ割サービス)」で事前決済のうえ郵便局に荷物を持ち込めば、ゆうパックの運賃が毎回180円割引されます※。

さらに、新居近くの郵便ポストや郵便局の場所を地図で確認したり、ATMを探したりもできます。

「郵便局アプリ」は郵便局のサービスをお得で便利にできるアプリなので、引っ越しで忙しいときに活用してみましょう。

※アプリにクレジットカードを登録のうえ事前決済し、郵便局に荷物を持ち込んだ場合に限ります。

引っ越しではやることのチェックリストを作っておく!

引っ越しの際にやることはたくさんあるので、チェックリストを作って、抜けや漏れを防ぎましょう。

チェックリストの項目は、今回の記事の冒頭に紹介しました「引っ越しの際にやるべきことは?」をご参考ください。

なお、郵便局に引っ越しサービスはありませんが、引っ越し業者以外に配達してもらいたい引っ越し荷物があるなら、「郵便局アプリ」からゆうパックの申込みがおすすめです。

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