年賀状はいつからいつまでに投函すれば元日に届く?遅れた場合の対処法も解説
年末が近付くと、「早めに年賀状を用意しなければ」と思いつつ、忙しくしているうちに出すのが遅れたことがある方もいるのではないでしょうか。
年賀状は、12月25日の最終取集時間までにポストへ投函すれば、元日に届けられます。間に合わない場合は、1月7日までに出すのがマナーです。
この記事では、年賀状をいつからいつまでに出せば良いのかを解説します。年賀状を出すときに知っておきたいマナーや注意点もご紹介するので、ぜひご覧ください。
年賀状はいつから出せる?
年賀状の受付は、例年12月15日から開始します。2024年(令和6年)の元日に届ける場合、年賀状を出せるのは2023年12月15日(金)からです。
2023年12月14日まで(受付開始前)に投函した場合は、「年賀状」ではなく通常の郵便物として扱われます。通常の配達日数により年内のお届けとなるため、注意が必要です。
「年賀状」として新年に届けたい場合は、12月15日以降にポストへ投函しましょう。
年賀状を元日に届けるにはいつまでに投函すればいい?
年賀状を元日に届けたい場合は、2023年12月15日(金)から2023年12月25日(月)までにポストへ投函しましょう。
郵便局では、一通でも多くの年賀状を元日にお届けするため、なるべく12月25日の最終取集時間までに投函していただくようお願いしています。
年末年始は、郵便局にとってとくに忙しい時期です。12月26日以降に差し出した年賀状は、元日にお届けできない可能性があるためご注意ください。
元日に間に合わなかった場合はいつまで年賀状として扱われる?
元日のお届けに間に合わなかった場合は、松の内(関東なら元日から1月7日、関西なら元日から1月15日)の期間中に出すのがマナーです。
1月7日までに差し出された年賀はがきは年賀状として扱われ消印が押されませんが、1月8日以降に出したはがきから消印が押され、通常の郵便物として届けられます。
1月7日までに出せなかった場合は、年賀状ではなく「寒中見舞い」として差し出すと良いでしょう。寒中見舞いとは、松の内が明けてから立春(2月4日頃)までに送る挨拶状です。寒中見舞いを出す際は、年賀はがきではなく通常のはがきを使いましょう。
年賀状の返信はいつまで?
年賀状を送っていない方から届いた場合は、なるべく早く返信しましょう。一般的には、年賀状として扱われる1月7日までに返事を出します。
1月7日までに返信できない場合は、年賀はがきではなく通常はがきまたは私製はがきを使用し、「寒中見舞い」として送るのがマナーです。
なお、余った年賀はがきは、郵便局で1枚5円の手数料を払えば通常はがきや切手に交換できます。未使用のものに限らず、書き損じた年賀はがきも交換の対象です。
また、近親者のご不幸による服喪のため年賀状が出せなくなり、未使用となってしまった年賀はがきは、販売期間中(例年11月1日頃から1月10日頃まで)であれば手数料無料で交換できます。郵便局窓口に備え付けの請求書に記入して、手続きしましょう。
年賀状を出す際に気をつけたいポイント
年賀状を元日にお届けするときに注意すべきポイントや、年賀状に関して知っておきたいマナーを解説します。
- 早めに年賀状の準備を始める
- 1月1日を過ぎて届く年賀状に「元旦」は使えない
- 年賀状の不備に注意する
- 喪中の方には年賀状ではなく喪中見舞いを送る
- ポストの収集時間にも注意する
早めに年賀状の準備を始める
年賀状の準備は、なるべく早めから始めましょう。
年賀状を元日に届けるには、12月25日までにポストへ投函しなくてはなりません。12月は、年内に終わらせなければならない仕事や忘年会、大掃除などやるべきことが多く、忙しい方が多いでしょう。
「12月25日に出せば良い」とゆったりしていると、間に合わなくなる可能性があります。工程ごとにスケジュールを決めておき、計画的に進めましょう。
- 送る相手のリスト化
- 宛名の整理
- 宛名書き(表面)
- 素材・写真の用意
- デザイン決定
- 印刷など
年賀はがきは、例年11月1日から発売されます。この時期までに送る相手を決めて宛名を整理しておき、発売開始にあわせて準備を始めると良いでしょう。
1月1日を過ぎて届く年賀状に「元旦」は使えない
12月25日の最終取集時間までに投函できない場合は、年賀状に「元旦」と書かないようにしましょう。
元旦の「元」は「最初」、「旦」は水平線(一)と太陽(日)で「初日の出」を指しています。つまり、元旦は「1月1日の朝」を指す言葉であり、1月2日以降に届く年賀状に書くのはふさわしくありません。
12月25日の最終取集時間までにポストへ投函できなかった年賀状は、1月2日以降のお届けとなる可能性が高いため、「元旦」は使わず「2024年正月」や「2024年新春」と書きましょう。
12月25日の最終取集時間までにポストへ投函できる場合は、「2024年元旦」と書いて問題ありません。ただし、「元旦」は1月1日の朝を指すため、「1月元旦」や「正月元旦」とは書かないようにしましょう。
年賀状の不備に注意する
年賀状を作成する際は、住所や名前などの不備がないよう注意しましょう。
12月25日の最終取集時間までにポストへ投函しても、不備があれば元日に届けられない場合があります。たとえば、送り先の住所が間違っている、住所の一部(部屋番号など)が省略されているケースが考えられます。
また、年賀状は日頃お世話になっている方に旧年中の感謝や新年の幸せを願う言葉を送る大切な挨拶状であり、宛名を間違えるのは大変失礼なことです。
ポストへ投函する前に、間違いがないかどうかを入念に確認しましょう。間違いを防ぐためにも、早めから計画的に準備することをおすすめします。
喪中の方には年賀状ではなく喪中見舞いを送る
喪中はがきが届いた場合は、相手を気遣う気持ちから年賀状を送るのは控えたほうが良いとされています。年賀状ではなく、「喪中見舞い」でお悔やみの気持ちを伝えましょう。
喪中見舞いは、喪中はがきが届いたらなるべく早く、年内に送るようにします。松の内(関東なら元日から1月7日まで、関西なら元日から1月15日まで)が明けてから出す場合は、「寒中見舞い」として送るのが一般的です。
なお、喪中見舞いに「賀正」や「謹賀新年」などのおめでたい言葉(賀詞)は使いません。また、年賀用のはがきや新年をイメージするイラストが入ったはがきは避けましょう。
ポストの取集時間にも注意する
年賀状を12月25日にポストへ投函し、元日にお届けしたい場合は、ポストの取集時間も確認しておきましょう。
その日の最終取集時刻を過ぎて差し出すと、その翌日に取り集められることになります。つまり、12月25日に投函しても、投函時間によっては元日にお届けができません。
郵便局アプリでは、ポスト検索機能があり、位置情報を活用してポストの場所を簡単に検索できます。取集時間も調べられるため、年賀状を出す際にもぜひご活用ください。
年賀状を元日に届けるなら12月25日までにポスト投函しよう
年賀状は、12月15日から12月25日の最終取集時間までにポストへ投函すれば、翌年の元日に届けられます。1月7日までに出せず、松の内を明けてしまった場合は、年賀状ではなく寒中見舞いを送りましょう。
また、12月25日に出す場合も、ポストの最終収集時間を過ぎていれば翌日扱いとなる点に注意が必要です。計画的に準備を進め、なるべく早めに差し出しましょう。
郵便局アプリを利用すれば、投函先のポストの場所や収集時間検索できるため、引っ越し先や転勤先で土地勘がない場合でも、あわててポストや郵便局を探す必要がなく便利です。
他にも、郵便局では「宛名印刷・おうちポスト(投函代行)」のサービスをご提供しています。自宅で宛名を入力または一括登録することで宛名印刷が可能です。投函代行をお選びいただければ、ポストへの投函もお客さまに代わって行います。
ぜひ、お忙しい年末にご利用ください。
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